デュアル関係

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◆『デュアルシステム』って?

“デュアル”とは、英語で“2つの”という意味です。

「学校での学び」と「実社会での学び」という“2つの”学びを同時並行して学ぶ、地域と連携した先進的なキャリア教育が『デュアルシステム』です。

◆どんな授業があるの?

◆ 普通科・2年生の選択授業として、次の2つの授業を実施します。

  • 授業❶『デュアル実習』=「実社会での学び」
  • 授業❷『デュアル基礎』=「学校での学び」

◆『デュアル実習』って

◆ 「技術を定着させる」のみにとどまらない、「社会に出て働くとは、どういうことなのか」「働くことにはどんな意味があるのか」を、実体験する授業です。

つまり、実際に従業員と同じ仕事をします。1年間週1回(年間25回程度 ) 、 1日中(6時間程度)、1つの企業・事業所で仕事をします。例えば、毎週木曜日、この日は学校へ登校せず、直接職場に出勤し、社会人に交じって仕事をします。

実習場所は、みなべ町を拠点に御坊市・田辺市周辺各地域の連携企業・事業所です。*上限20名程度

◆『デュアル基礎』って

◆ 週2回の授業を実施。『デュアル実習』をより充実させるための “ 振り返り ” と、その実習に必要な力や社会的マナーなどを備えるための授業です。

◆どんな仕事をするの?

◆ 4つの分野があります。

  • ①製造分野
    • …金属加工・食品製造等
  • ②販売・サービス分野
    • …飲食店・宿泊施設・美容室等
  • ③保育・教育分野
    • …保育園・幼稚園・こども園等
  • ④介護・福祉分野
    • …老人福祉施設・福祉施設等

◆どんなことが学べるの?

  • 「働くこと」自体を学びます。
  • 仕事の喜びだけでなく、厳しさを感じたり、進んで働こうとする意欲と態度を育みます。
  • 職場での幅広い方々とのコミュニケーション力をはじめとした、社会人として必要な力を身につけます。
  • 職業的自立のため、「働く自分」を磨き“大人として生きること”の準備をします。

◆どんな人におすすめ

  • 自分の適性を知りたい人。
  • コミュニケーション力や聴く力・問う力・伝える力など、社会に出たときに必要になる力を身につけたい人 。
  • 将来、何がしたいかが分からない、はっきりと決まっていない人。
  • どこでも通用する社会人としての資質を養いたい人。
  • 一人前の職業人になりたい人。

「デュアルシステム」について

「デュアルシステム」は、“学校で学ぶこと”と“企業や事業所で学ぶこと”を並行して行うシステムです。現在も本校では、授業や部活動、登下校等を通じ、あいさつ、社会人としてのマナー、コミュニケーション能力、実践力(自分が考え、表現する、行動する)の育成に取り組んでいますが、学校と企業・ 事業所 が連携し、生徒が それぞれの場で同時並行して学ぶ ことで、さらなる定着、レベルアップをはかれる可能性があります。また、適性を考えた進路選択、ミスマッチによる離職の防止につながると考えます。
「学校と企業が連携して生徒を育てる教育システム」により、地域社会人として活躍できる人材の育成を目指します。

「デュアル実習」の3つのこだわり

  • ➊ 生徒に迫ることの こだわり
    • 「1 つの職場に1人の生徒」を原則とし、「仕事をしている大人たちの中に1人で入っていく」ことを生徒に課します。
  • ➋ “通年型”のこだわり
    • 短期間ではなく、1年間継続して仕事に従事することで、より深く「働く」を体験でき、より強く「働く意欲」を喚起し、コミュニケーション能力をはじめとする働くためのスキルを育て、社会に出る準備をします。
  • ➌ 巡回・振り返りのこだわり
    • 担当教員は、実習日に必ず毎回実習先を訪問し、全員の実習先での様子を把握。また、その翌日に“振り返り”の授業「デュアル基礎」を実施。『振り返る⇒気づく⇒修正する』のサイクルで実習のさらなる充実を図ります。

各種書類

連絡先

  • 和歌山県立南部高等学校
    デュアルシステム担当者 種治 宏樹 たねじ ひろき
    TEL 0739-72-2056

*掲載写真の一部は、南部高校で過去に実施したインターンシップ(短期職業体験)の様子です。